こんにちは。ねもと歯科クリニック院長の根本有紗です。
ねもと歯科クリニックは歯の健康のために歯ならびがとても重要だと考えています。
そのため、矯正治療(歯列矯正)をリーズナブルな料金設定で治療を行っています。
今日は矯正歯科(歯列矯正、矯正治療)のメリット、デメリットを紹介していきたいと思います。
矯正治療を考えているという方は結構たくさんいらっしゃるのではないかと思います。
なぜなら、日本人の60%は歯ならびがよくない。。。という統計があるのです。
歯並びがきれいなお友達や知り合いも矯正をすでにしているのかもしれません。
今日は矯正治療のメリットとデメリットをご紹介していきますね。
治療を検討している方の参考になればうれしいです。
矯正治療のメリット
まずは矯正治療のメリットについてご説明していきます。
見た目がきれいになり笑顔に自身がでる
歯ならびがコンプレックスの方は口に手を抑えて笑っていらっしゃったり、大きい口で笑えないという話を聞きます。しかし、歯列矯正を行うと、笑顔に自身が出てきて、治療後の感想で笑顔に自身が持てるようになり、歯を見せて笑えるようになったと言ってもらえる事が多いです。
美容整形なしで顔まで美しくなる場合がある
顔の形は骨や歯の出っ張りと関係しています。
ですので、上の前歯が飛び出していたり、下の前歯が出ていたりすると顔も前歯が出たような顔つきになってしまいます。
矯正で歯ならびを変えてあげるだけで急にきれいな顔立ちになる事もあります。
虫歯や歯周病の予防になる場合がある
歯ならびが悪い人に多いのが顎が小さくて歯が大きいために歯が凸凹に並んでいるという方です。
歯ならびが凸凹ですと歯ブラシが届きにくい所が多くできてしまうので、汚れがたまり続けてしまう部分ができてしまいます。
汚れが長い間貯まってしまうと虫歯や歯周病の原因になります。
歯の汚れは3日くらい同じ場所に残ってしまっても、その後一度でもきれいにすれば、歯周病や虫歯の進行は防ぐことができます。
しかし、歯ブラシが届かない場所ができて長年汚れが同じところにたまってしまうと虫歯や歯周病がゆっくりと進行していまい、気づいたときにはかなり進行している場合も多いのです。
その点歯ならびがきれいな人は場合によっては1日に1回しか磨いていないというような人でも時々虫歯や歯周病がほとんどないというような人もいるのです。
食事がしやすくなる
出っ歯や反対咬合(下の前歯が出ている)の場合、前歯で噛みきれないという事が起きてしまいます。
前歯でかみ切って、奥歯ですりつぶすという流れでスムーズに食事ができるので、前歯が当たっていないとスムーズな食事が難しくなります。
顎の関節や奥歯にも負担がかかってしまいます。
歯ならびをきれいにすることで食事もより楽しくすることができます。
噛み合わせが良くなり歯が長持ちしやすくなる
歯ならびが悪いと、かみあわせもよくない事が多いです。
歯並びのよい人は全ての歯を効率的に使って食事をしているのですが、歯並びの悪い人は常に歯の一部に負担がかかっている状態です。
その状態のまま年齢を重ねると負担がかかりすぎて歯が割れてしまったり、負担がかかりすぎる事による歯周病、咬合性外傷というものになってしまいます。
健康に意識が高く歯を大切にしているという印象になりやすい
歯列矯正治療以外に美容整形やセラミック矯正でも口元の印象を改善したり、歯並びを整えたりすることはできますが、歯列矯正に悪いイメージや健康な歯や歯茎を傷つけるイメージが少ないため、他の人に「歯並びきれいになったね」と言われた時に、「矯正をしました。」というのは比較的言いやすくイメージが良い事が多いです。
なので、家族に相談するときにも相談しやすく、むしろ歯の健康を大切にしているのだな、というイメージにもつながりやすいです。
矯正治療のデメリット
治療には100%いい事ばかり、というものはありません。
デメリットもしっかり知っていただき治療に臨みましょう。
歯根の長さが短くなる事がある
歯茎の下にあるのでわかりにくいのですが、歯の根は約1センチほどの長さがあり、歯茎の中の顎の骨にしっかりと刺さっています。
それによって歯は硬いものを噛んでもグラグラすることはありません。
矯正治療というのは歯を少しずつ動かす治療なのですが、歯はどのように動いているかというと周りの組織を溶かしながら移動しています。
その時に歯の先端も組織が溶けていく場合があります。
人によって個人差があるのですが、一般的に長い間つければつけるほど組織は溶けやすくなります。
一般的には2年程度で終わりになるのですが、5年とかそれ以上の期間装置をつけていると歯の根の長さも心配になってきます。
治療中虫歯になりやすい
装置を歯につける事たり歯磨きが不十分なままマウスピースを長時間装着する事によって歯の周りには汚れが溜まった状態になります。
その汚れに集まる菌によって虫歯になりやすい環境となってしまう事があります。
虫歯になってしまうとせっかくきれいな歯並びになっても歯の表面が着色してしまったり、銀歯になってしまったりきれいとは言えない状態になってしまいます。
矯正治療期間中は大変になるのですが、治療前後よりも長い時間をかけて歯磨きをするようにしましょう。
動かない歯がある場合がある
歯の中にはまれではあるのですが、骨とくっついている(癒着している)歯があります。
このような歯は矯正で力をかけても動きません。
麻酔をして歯を抜くような強い力をかける(脱臼させる)か、その歯を抜歯してしまう、その歯以外を動かすという選択肢になってしまう場合があります。
治療中痛みがでてしまう・食事がしづらくなる
矯正治療中、歯が動くと痛みを伴う事が多くあります。ワイヤー矯正では調整して2~3日間、マウスピース矯正は新しいマウスピースに変えた直後にお痛みがでてしまう事が多くあります。
歯もグラグラしながら動くため、食事も柔らかいものしか食べられない場合もあります。
発音がしにくくなる
特に裏側矯正、マウスピース矯正は発音をする歯の裏側に装置があるため、しゃべりづらくなる事があります。
1か月程度経つと慣れてくることがほとんどですので、大きな心配はいらないかと思いますが、最初慣れるまではたくさん話をしていただく事が必要となります。
装置が外れてしまう事がある
ワイヤー矯正の場合、装置は歯に直接つけますが、力がかかると一部歯から外れてしまう場合もあります。かむ力は奥歯で60㎏程度にもなりますので、ワイヤー矯正中は硬いものや弾力のあるものを食べるのは控えていただく必要があります。
遠方から矯正治療に通う方はマウスピース矯正がおススメです。
費用が保険が効かないため高額である
費用の問題もあります。
一部、顎変形症という診断名がついて顎を切る手術とセットであれば保険が効くものもありますが、ほとんど全ての矯正治療は保険が効きません。
料金が高額になってしまいますので、支払いの方法等も治療前に考えておく必要があります。
歯周病を放置して矯正をすると歯周病が進行する場合がある
歯周病があるまま矯正治療をすると、歯周組織が少しずつ溶けてしまい歯周病が進行してしまう場合があります。
30歳以上のご年齢で矯正治療をお考えの場合は歯周病の検査や治療を終了してから治療をするとよいでしょう。
ねもと歯科クリニックでは、定期的な調整やチェックの際に歯周病のコントロールをしながら矯正治療を行えます。
保定装置をつけないと後戻りする場合がある
治療後、保定装置といって後戻りをしないように治療後の状態を維持させるための取り外しの装置をつけます。
その装置を使わずにそのまま生活していると矯正治療をする前と同じような状態になってしまう場合があります。
再治療になるとまた期間やお金もかかってきてしまいますので、矯正治療が無事終了したみなさんもしっかり保定装置はつけるようにしましょう。
マウスピースや床矯正など取り外しの装置はつける時間が短いと効果を発揮しない
矯正治療は歯に直接装置をつけるもの以外にマウスピース矯正や床矯正などの取り外し式の装置もあります。
写真を撮ったりするときには一時的に外す事もできるのでとても便利な装置なのですが、面倒だからと入れるのを忘れてしまうと治療が進んでいかないのです。
取り外し式の装置をお選びの方は必ずしっかり続けて入れる努力をしましょう。
最後に
矯正治療のメリットとデメリットはお役に立ちましたか?
デメリットをたくさん細かく挙げましたが、実際には他の治療と比べてトラブルが比較的少なく、健康で美しくなれるとてもよい治療法だな、と感じています。また私もその治療をご提供するのにとてもやりがいを感じています。
しかし、治療には100%メリットしかない治療というのは存在しません。
注意事項やデメリットをよく知って一番ご自身にあった治療を選択してくださいね。
札幌やその近郊で矯正歯科をご希望の方はねもと歯科クリニックで矯正の無料カウンセリングも行っておりますので、ご連絡お待ちしております。
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