歯科医師が教えるインビザライン矯正をする病院の選び方

こんにちは。
札幌の矯正歯科医院・ねもと歯科クリニック院長の根本有紗です。

私はYoutubeでコストコの購入品紹介を見たり、メイク動画を見たりするのが好きで、時々時間があるときにyoutube動画を見て楽しんでいるのですが、最近、インビザラインというマウスピース矯正をした、という動画をたまたま見つけてみてみました。

すると「とても簡単な治療なのに125万円もかけた」という内容でした。
とても満足していらっしゃったので、いいのかな、とも思ったのですが、正直その症例で１２５万円はさすがにもったいないな、と思う事があり、こちらの記事を書いてみる事にしました。

最近は物価高で色々なものが値上がりしていますので、できるだけ治療費を安く抑えたいという方も多いかと思いますので、参考になりますと幸いです。

非抜歯で奥歯を前後に動かす必要がない

まずは奥歯のずれがない場合です。

矯正のカウンセリングに行って、「奥歯のずれはないのでがたつきを治していきます」と言われた場合にはこちらに当てはまります。
奥歯のずれがなく抜歯が必要ではない場合、専門的にはⅠ級叢生と言って、ガタガタだけ治療をすればよいというものです。

私がみたyoutuberさんの歯ならびがこれだったのですが、正直インビザラインで治療する場合には、どの病院に行っても結果はほぼ変わりません。
なぜならインビザラインは最大１枚０．２５ミリと動かせる速度が決まっていて、１か月に最大１ミリ程度しか動かせないようになっているからです。

つまり、早く動かしすぎてマウスピースが合わなくなるという事はないわけです。

矯正治療初心者の先生が治療を行ってもトラブルになる事は少ないので、ワイヤーの矯正でもインビザラインでも「初心者の先生はこのⅠ級叢生から初めてください」と言われます。

また、マウスピース１枚あたりの移動方向は、インビザラインの製造元であるアラインテクノロジーという会社が、莫大な開発費をかけて分析しているものです。
なので、移動方向がおかしくて合わなくなるという事もほとんどありません。

もし病院を選ぶときには、奥歯を動かさなくてよい、また抜歯も必要ないと言われた場合は『家から近い』、『価格が安い』、『スタッフの方の感じがいい』など、そういう所で選んでしまってもよいのではないかと思います。

１点、注意していただきたいのは前歯の前側への移動です。

インビザラインのシュミレーションもしくは説明で、前歯が治療前より前側に出てしまうような治療計画になっている場合には歯肉退縮が起きてしまったり、歯が前に出て口が閉じづらくなったりしてしまう場合がありますので、その点だけは注意して確認しておくとよいでしょう。

かみ合わせをずらしていくインビザライン治療は比較的専門的な知識が必要となってきます。
また、抜歯矯正を行うと歯の倒れこみ等、トラブルが出てきてしまう場合もありますので、そのトラブルのリカバリーまでしっかりできるクリニックを選んでいただくのがよいかと思います。

具体的には、ワイヤー矯正も日常的に行っているクリニックや、インビザラインをかなり早い段階から取り入れているクリニックなどがいいと思います。

症例数ももちろん大切なのですが、最近はダイヤモンドプロバイダー、プラチナプロバイダーと言って年間100～1000症例の治療を行っている先生もいますが、インビザラインという治療自体が広まりだしたのが本当にここ数年なので、たくさん治療をしているから安心というわけではないような気がしています。

札幌市中央区、またはその近郊の方は西１１丁目駅徒歩７分、大通駅徒歩８分のねもと歯科クリニックでもインビザライン治療を行っております。
良心的なお値段でインビザラインをはじめとした矯正歯科治療、その他自由診療をご提供しているクリニックです。無料相談も行っていますのでご相談お待ちしています。

なお、ねもと歯科クリニックのインビザラインのご費用はこちらの記事をご確認下さい。

当院はワイヤー矯正も日常的に行っているクリニックですので、万が一の時も安心です。

ちなみに最近新しく出たのがミディアムプランで、正式名称はモデレートパッケージと言います。

片側２６枚のマウスピースが３回まで治療できるというプランでこちらはとても適応範囲の広い治療です。
詳しくは「ここまで治る！インビザライン・モデレートパッケージ」も併せて読んでいただければ幸いです。

ねもと歯科クリニック｜札幌・大通りエリアの矯正歯科
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