こんにちは、ねもと歯科クリニック院長の根本有紗です。
本日はワイヤーを用いた矯正治療で、上下全体矯正の症例についてご紹介していきます。
苫小牧市在住の患者様で、約月に1回通院いただき治療を行いました。
当院では比較的遠方から通院されて矯正治療を受けられる方も多いです。
矯正治療に伴って抜歯を行っており、治療期間は24ヶ月となりました。
当院では標準的な治療期間のケースかと思います。
矯正治療前後のお写真、治療の全体金額も記載されておりますので、矯正治療検討される上でのご参考になれば幸いです。
患者様のご承諾が得られた症例なのですが、治療前の画像データが残念ながら見つかりませんでした。
模型はありましたので、治療前はそちらの画像で確認していただければと思います。
矯正治療前
こちらが治療前の模型です。
ちょっとわかりにくいのでiPhoneの編集機能で歯茎に色をつけてみました。
手でゴシゴシ色づけしたので、あまりきれいではなくて、すみません。
上の歯の画像です。左上の2番目の歯はこのように内側に入り込んでいます。上の前歯2本も前に出ているように見えます。
下の歯の画像です。前歯には全体的にがたつきがあります。
矯正治療後
それでは治療後のお写真です。
正面です。治療前にはずれていた真ん中の位置が一致しました。上下左右小臼歯4本を抜歯しました。
横からみた状態です。左右、前歯、全てかみあわせもよいです。
上から見た状態です。
第二大臼歯まで、辺縁隆線(歯の高さ)もきれいに一致しています。
矯正治療の内容について
ご費用
上下顎全体 矯正装置表側 白いワイヤー 430,000円(473,000円)
※診断料・検査料・保定装置代金・抜歯代は金額に含まれております。
通院期間 24か月(2年) 通院回数 23回
調整料 5,000円(5,500円)×21回 = 105,000円(115,500円)
治療費総額 535,000円(588,500円)
治療内容
下の歯は比較的がたつきが大きいわけではありませんので、無理をすれば抜歯をせずに治療することも可能な症例かと思います。
この場合、抜歯をするかどうかは横顔を見て決定いたします。お口元を積極的に下げたい場合には一般的には抜歯、現在の位置のまま、もしくは少し今よりお口元が出っ張ってもよい場合には非抜歯を選択します。
この患者様はもう少しお口元を下げた方が横顔がより美しくなると判断し、ご説明の上、抜歯となりました。
最後の仕上がりの際、臨床上は前歯の角度は問題ない状態ではあったのですが、患者様のご要望でもう少し前歯を内側に傾けたいとのことで、前歯の歯と歯の間を少しづつ削り、内側に傾けました。
治療で美しいと言われている歯の角度や並べ方と、患者様のご要望は違う場合がございますので、健康を損ねない範囲で患者様のご要望に近づけるようご相談しながら並べていくようにしています。
ねもと歯科クリニック|札幌・大通りエリアの矯正歯科
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